バイクメンテ-セロー250 ジャンプスターター用ケーブル

バイクメンテ

エンジンがかからない!その時の備えを

ツーリング先で困ったことがありました。朝は元気にセルが回って出発できたのに、休憩後に再始動しようとしたら……うんともすんとも。セルは回らず、沈黙。

実はこれ、セロー250で2回経験しました。どちらもジャンプスターターで無事エンジン始動できたんですが、毎回「シートとカウルを外す→密集した配線の中にワニ口を差し込む→指がつる」という地味に面倒な作業が発生。

「ジャンプ用の端子、外からアクセスできたらいいのに」と、作ることにしました!


Shell シェル ジャンプスターター 10000mAh(2024年2月にAmazonで購入)

ケーブル構成と部品リスト

セルモーターを回すには数十アンペアの電流が流れるので、それなりの太さの配線が必要です。市販では5.5sq(スケア)くらいが推奨ですが、今回は手元の2.0sqケーブルを2本束ねて使う作戦にしました。

  • 電線:YAZAKI W-106 自動車用電線(赤)2.0sq (50cm×2本で1m使用)
  • 端子:ニチフ 裸圧着端子 R5.5-6(内径6mmの丸型)2個使用
  • キャップ:3Dプリンタで自作
  • 磁石:セリアの丸型ネオジム磁石(13mm×2.5mm)を2個

ジャンプ時は電流が一気に流れるので、ヒューズはあえて入れていません


ケーブル製作の工夫ポイント

配線は2.0sqのより線をまとめて、圧着端子に一発で「ガチッ」と圧着。2本のケーブルはビニールテープで数か所固定しています。

キャップ部分は3Dプリンタで制作。端子部分がピッタリ収まるサイズに設計し、側面にネオジム磁石用の凹みを設けました。パチッとフレームにくっつくので、使わないときもどこかに「ぺたっ」と固定できて便利!(3DプリンタはELEGOO Neptune 4 Plus、図面は AUTODESK Fusionで作成)


実際の取り付け:狙いは「脱着不要」

+端子側はバッテリーに直接ボルトオン。車体右側のフレーム沿いに沿わせて、目立たず外からアクセス可能な位置にキャップを配置

カウルを外さなくても、この端子にパッとアクセスできます。


使い方

ジャンプ時は、バッ直ケーブルの丸端子にジャンプスターターの+側ワニ口を挟みます。−端子はフレームかエンジンマウントなどの金属部分(いわゆる”ボディアース”)へ。

慣れれば1分かからず接続完了。これで「シート外して…カウル外して…」の手間は完全にゼロ!


まとめ:こんな人におすすめ!

  • セロー250など、バッテリーアクセスが面倒なバイクに乗っている方
  • ツーリング中の電圧トラブルが不安な方
  • 自作やちょい工作が好きなDIYライダーの方

見えないところでそっと便利に、そして実用性バツグンな一工夫。興味があればぜひ真似してみてください!

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